2024年5月19日(日)
つい最近になり玄関先などで蜂の姿をよく
見かけるようになったので何処かに巣作り
されているかもしれない!
ということで御相談のお電話を頂いたのですが
それはほぼ毎日のように目撃するのでかなり
気になって仕方のない状況だったのです。
そして玄関の出入りを行う度に目の前で
見かけることもあったので玄関ドアを開ける
際も恐る恐る行っている状況なのでかなり
日常生活に影響が出てしまっていたのです。
そんな状況なので御自分で見れる範囲で点検を
行ってみることに。
するとガレージ頭上天井の片隅になんと
蜂の巣があるのを発見!
この蜂の巣のハチだったのか!?
ですがその際は巣にハチの姿は無し。
そしてその後も定期的にその蜂の巣の様子を
窺っていたのですが,やはりハチの姿を確認
することは無かったので一体どういう事なのか...
謎が深まるばかりだったのです。
かなり気持ちの悪い状況なので
なんとかしてほしい...
こういったお悩みでございました。
今回玄関先にて度々ハチの姿を目撃していたという
ことだったのですが,それにはやはりそれ相応の
要因があるはずなのです。
これはハチの種類,時期,状況などによって様々
なのですが,今回は詳しくお聴きした結果
ハチの種類はアシナガバチで間違いなし。
そしてこの時期というのは冬眠から目覚めた
新女王蜂がそれぞれ新たに巣作りを開始している
巣作り出来る箇所を探しているといった
そのような時期になるのです。
ですので巣の内部からはまだハチは誕生していない
状況なのでお客様が目撃していたという蜂は
ほぼ間違いなく女王蜂になるのです。
ということは玄関先近辺に巣作りを行っている
あるいは行おうとしているということが
考えられるのです。
別の要因で飛来して来ている可能性もあるのですが
出来る限り原因を究明することが重要になります。
そして今回ガレージに蜂の巣があったということ
なのですが,その蜂の巣が原因だったことも
考えられるのです。
お客様が確認された際,その都度ハチの姿が
無かったという事だったのですが,この時期に
関しましては巣にハチの姿が無い事が多いのです。
巣に対して蜂の数は一匹のみになり,そのハチが
巣作り及び子育てを行っておりますので頻繁に
巣を離れ留守にしているからです。
ですので玄関先にて度々目撃していたハチと
いうのはガレージの蜂の巣のハチであった可能性が
あるというわけです。
状況を把握するためにも迅速に調査駆除にお伺い。
まずは全体的なハチの動向調査を実施したところ
現時点では特にハチの姿の確認は無し。
次にガレージの状況を確認。
するとすぐに状況を把握出来ました。
そちらの巣はアシナガバチの巣で間違い
なかったのですが,今シーズンに新たに巣作り
された物ではなく,昨年に巣作りされていた物。
ですので既に活動は終了している巣になるので
玄関先で目撃していたハチはこちらの巣とは
無関係になるということです。
ということはその他の要因が考えられるのです。
念のためそちらの過去の巣も完全に撤去。
ここからは敷地内全域のその他の箇所も
徹底的に調査実施。
すると...
原因が判明。
それは玄関ドアのすぐ傍に置かれていた植木鉢。
そちらの植木内部に巣作りされていたのです。
先程のガレージの巣と同種のアシナガバチの巣。
一見しただけではハチの巣は全く見えず。
内部の枝に隠れる形で巣作りされており
巣は初期サイズでハチの総数も一匹のみ。
玄関ドアの本当にすぐ傍でしたのでお客様が目撃
していたハチというのはこちらの巣の蜂で
ほぼ間違いなし。
ただこの時期に異変を察知出来たのでまだ
不幸中の幸いだったのです。
もしもハチの姿を全く目撃出来ていなければ発見は
かなり遅れていたことになり,それだけハチの数は
増加していたことになるので,更に玄関の出入りが
困難になっていた可能性があったのです。
状況が把握出来ましたので駆除実施。
一匹の蜂を退治し巣も枝ごと完全に撤去。
巣の内部を確認しますと,想定通り内部からは
ハチはまだ誕生していない状況。
その他の箇所全域も調査させて頂いた結果
現時点では問題無いことを確認出来ましたので
全ての調査駆除作業の完了。
これで安心して通常の生活に戻って頂く
ことが出来そうです。
ですが昨年にも巣作りされていたという状況
でしたので今後も定期的に全域の点検を
行っておく必要があります。
今回のケースのように玄関ドアのすぐ近辺にハチに
巣作りされてしまうと,玄関ドアからの出入りに
かなり支障が出てしまうこともありますので
足元や頭上など見えにくい箇所も全て定期的に
状況を把握しておくことが重要になります。
中には玄関ドアを開放した際に誤ってハチが
室内に侵入してしまうこともあり,そうなっては
かなり厄介なのでご注意頂ければと思います。