「蜂の巣に非常事態発生!」【河内長野市のハチ駆除】2024/08/10
板倉敦司
板倉敦司

河内長野市戸建住宅一階窓

突然多数のハチが飛び回っていた!


2024年8月10日(土)


御自宅一階の窓に設置されている雨戸の戸袋
下側に位置するサッシ部分に蜂の巣があるのを
発見してしまった!


ということで駆除の御依頼を頂いたのですが
そちらの窓というのが玄関先から少し離れた箇所に
位置しており,玄関の出入りを行う際もそれほど
目を向けない箇所だったのです。


今回そんな蜂の巣を発見なさるきっかけとなったのが
いつも通り帰宅し門扉から玄関ドアに向かっていた際
目線の片隅に何やら多数の物体が飛び回っているのを
発見したのです。


そこは該当の窓付近。


かなり気になったので近付き確認したところ
なんとその物体の正体はハチだったのです!


周辺にて飛び回っている状況だったので危険で
その際は状況を把握することが出来なかった。


しばらく経過後,もう一度状況を確認したところ
先程のように飛び回っている様子は無かったので
窓周辺をよく確認してみることに。


するとなんと雨戸戸袋下部に蜂の巣が
あったのでかなりビックリ!


この蜂の巣が原因だったのか...


そちらの蜂の巣には数匹のみのハチが存在。


先程飛び回っていたハチの数は数匹どころか
もっと多数だったはず...


別の所にも巣作りされているという事なのか?


よく分からない状況だったのです。


その後も定期的に様子を窺っていたのですが
飛び回るような現象はなく,そして巣に行き来する
ハチの姿も無いような状態だったので一体
どういうことなのか...


こういった状況だったのです。


ハチの種類は詳しくお聴きした結果
アシナガバチの巣で間違いなし。


今回は戸袋の下部に巣作りされていたのですが
窓周りのサッシ部分というのもよくハチに巣作り
されてしまうポイントの一つとなります。


窓サッシの外側である下部であったり,側面部分など
そしてサッシの内側である窓のレール部分などにも
巣作りされてしまうことがあるのです。


サッシ外側に巣作りされてしまうと,室内側からは
完全に巣が見えないことが多いのでそちらの窓の
屋外側から確認することが無ければどうしても
発見が遅れてしまうケースが多いのです。


今回のお客様宅の戸袋下部というのも室内側からは
完全に巣が見えないので屋外側からしか蜂の巣が
確認出来ない状況だったのです。


ですので窓サッシ外側にも巣作りされることが
あるという事をご理解頂き,各窓のサッシ部分を
屋外側から定期的に点検を行っておくことを
お勧め致します。


今回お客様が異変を察知された際,周辺にてハチが
飛び回っていたということだったのですが
それは巣に対してのハチの数が増加し巣へ行き来
する蜂の数が増加していたので,そのように感じた
可能性もあったのですが,そうではなく別の要因で
そのような現象が発生していた事も考えられるのです。


それは蜂の巣に何らかの異常事態が発生して
しまったということ。


その異常事態というのは人為的な要因であれば巣に
駆除スプレーを噴射,あるいは巣を払い落とされた
などの要因で発生することがあるのですが,今回は
そのような要因ではありません。


自然的な要因で発生することもあるのが,巣が自然に
落下してしまったという状況で無いようであれば
天敵であるスズメバチなどに巣が襲撃を受けた
という事態が考えられるのです。


このような事態は時が経過すればするほど発生
する確率が高いのです。


スズメバチなどに襲撃を受けた際はやはりパニック
となってしまうのは間違いなく,周辺にてハチが
飛び回ってしまったり,別箇所の至る箇所に避難し
群がるなどの現象が発生することがあるのです。


ですので今回のお客様宅の状況ももしかしたら
そのような現象が発生していた可能性が
考えられるのです。


原因を究明するためにも迅速に御対応。


該当の雨戸戸袋周辺を調査したところ,現時点では
ハチの飛翔等は特に無し。


戸袋下部に巣作りされており,セグロアシナガバチの巣。


戸袋サッシ蜂の巣


戸袋のサッシ下部に位置していたのでやはり
室内側からは完全に蜂の巣が確認出来ない状況。


屋外側からしか巣作りされている事に気付けず。


現時点では巣にハチの姿の確認はなし。


蜂の巣異常事態


状況を把握するためにもしばらく待機し
ハチの動向調査を実施。


するとやはり巣に何らかの異常事態が発生して
しまったということで間違いなし。


巣を撤去し状況を確認したところ,今回は巣に
異常事態,つまりスズメバチに襲撃を受けてしまった
という状況だったのです。


一度スズメバチの標的となってしまうとそちらの
アシナガバチの巣はほぼ壊滅状態となってしまうのです。


お客様が異変を察知された際,ハチが飛び回っていた
というのは正に襲撃を受けていた最中だったのです。


弱肉強食の世界と言えるでしょう。


しばらく待機し飛翔しているハチを出来る限り捕獲
駆除し念のため敷地内その他の箇所も調査。


結果,他では現時点では巣作りされていないことを
確認出来ましたので駆除作業の完了。


これでご安心頂くことが出来そうです。


今回のケースのように蜂に巣作りされてしまった場合
通常の危険性の他,予期せぬ事態が発生し様々な弊害が
発生してしまう事態もよくありますので危険性のみ
ならずそういった観点からも早期に発見し早期に
駆除しておくことが重要になります。


スズメバチに襲撃されるなどの事態は時期が経過
すればするほど発生しやすくなりますのでやはり
春先頃からは定期的に敷地内全域の点検を行って
おくことをお勧め致します。