「電気メーターの中が怪しい!」【東大阪市のハチ駆除】2024/04/01
御自宅外壁に設置されている電気メーターの中に蜂が侵入するのを発見!内部が見えないのですが巣作りされているかも!調査駆除の全容を御紹介させて頂きます。
板倉敦司
板倉敦司

東大阪市内戸建て住宅

電気メーターに巣作りされているのか!?

 

2024年4月1日(月)

 

御自宅外壁に設置されている電気メーターの
内部に蜂が侵入していくのを発見したので
内部に巣作りされているかもしれない!

 

ということで御相談のお電話を頂いたのですが
お客様宅は一戸建て住宅になり,その電気メーターは
玄関先からは少し離れた位置の外壁に設置
されているということ。

 

今回ご帰宅された際,たまたま電気メーター部に
視線を送ったところ,虫が飛んでいるのを発見!

 

気になったので近付き,よく確認してみると
なんとその虫はハチだったのでかなりビックリ!

 

そしてなんと該当の電気メーター部に侵入!

 

たまたまかと思い,その際は特に気にしない様に
していたのですが,やはり気になる...

 

ですのでその後再度電気メーターの様子を窺って
みたところ,今度は電気メーターからハチが何処かへ
飛び立つのを確認!

 

そんな状況を確認したので巣作りを疑う
ことになったのでした。

 

こんな所に巣作りされるのか...

 

実はお客様宅では以前にも別箇所にて蜂に巣作り
されてしまったことがあったので,またかという
そんな心境でもあったのです。

 

その際はベランダに巣作りされていたのですが
なんとか御自身で駆除。

 

ですが今回は巣が見えないですし,場所が場所だけに
御自分では断念されたのでした。

 

気になって仕方がないのでなんとかしてほしい...

 

こういうことでございました。

 

ハチの種類は詳しくお聴きした結果
アシナガバチで間違いなし。

 

今回のケースのように御自宅の外壁に設置されている
電気メーター部というのも蜂に巣作りされてしまう
ことのあるポイントの一つなのです。

 

ハチの種類は主にアシナガバチやドロバチなどが
巣作りを行うのですが,電気メーター部の構造に
よっては標的となりやすいのです。

 

特に標的となりやすいのが電気メーター部が
ボックスで囲われているタイプの物になり,その
ボックス内部は空間となっているため,その空間部を
利用し巣作りされるというわけです。

 

今回のお客様宅の電気メーター部はボックスで
囲われているタイプの物ではなく,電気メーター
本体と外壁の間に僅かに発生している隙間部分が
対象だったのですが,いずれにしても内部に巣作り
されてしまうと一見しただけでは蜂の巣が見えない
ことが多いので,発見が遅れてしまう事が多いのです。

 

ですので御自宅の外壁に設置されている電気メーター
がどのような構造であるかをまずは把握しておく
ことが重要になります。

 

今回はハチが出入りしているのを確認されたのですが
時期的に考えて新たに巣作りを開始している,あるいは
巣作りを行おうとしているという可能性が
考えられるのです。

 

春先のこの時期というのはアシナガバチに関しては
周辺にて冬眠していた新女王蜂が冬眠から完全に
目覚め,それぞれが新たに巣作りを開始し出す
そんな時期になるのです。

 

ですので巣は初期サイズになり,蜂の総数も最少に
なるのでそれだけ危険性を最小限に抑える
ことが出来るというわけです。

 

今回のお客様は巣作りを疑うことになりましたが
早期のこの時期に異変を察知することが出来たので
まだ不幸中の幸いだったということです。

 

早急に調査駆除にお伺い。

 

該当の電気メーターを確認しますと,現時点では
特にハチの出入りの確認は無し。

 

そちらの箇所というのがすぐ傍がお隣様の敷地に
隣接していたので,もしも発見が遅れていたら
お隣様にも影響が及んでいた可能性があったのです。

 

電気メーターというのはお隣様との境界付近に設置
されていることも多いので,巣作りされてしまうと
お隣様にも危険が及んでしまう事態もあるのです。

 

ですのでそんな観点からも注意が必要な
ポイントになります。

 

しばらくハチの動向を調査しますと,出入りを確認!

 

電気メーターハチ

 

ハチの正体はセグロアシナガバチ。

 

やはり新たに巣作りを開始している様子。

 

状況が把握出来ましたので駆除実施。

 

電気メーターアシナガバチ

 

慎重に内部に薬剤注入しますと,なんと内部には
一匹のみならず,多数のアシナガバチが存在!

 

もしも新たに巣作りを開始している状況であれば
まだ巣に対して蜂の数は一匹のみの状況なので
多数の蜂が存在することは無いのです。

 

とりあえずは全ての蜂を駆除し内部を確認。

 

すると,内部には新たに巣作りされている巣もあれば
昨年以前に巣作りされていた巣もあり。

 

メーター内部蜂の巣

 

そして多数のアシナガバチの姿。

 

実はお客様がお気付きになられなかっただけで昨年
以前にも巣作りされていた事が判明。

 

以前に巣作りされていたとしても,そのまま多数の
ハチが存在する事はほぼ無いのですが,今回は
もしも昨年に巣作りされていてシーズン終盤を
迎えていたのであれば,巣を飛び立たずにそのまま
冬眠に入っていた,あるいは全く別のアシナガバチ
たちの冬眠箇所になっていたということが
考えられたのです。

 

そのうちの一匹は内部にて巣作りを開始していた
のですが,その他のハチは恐らくもう少しで
その場を離れ,それぞれが巣作りを開始して
いたことでしょう。

 

全ての巣及びハチを完全に撤去完了。

 

ここからは念のため敷地内その他の箇所も調査。

 

すると複数箇所に渡って同種のアシナガバチの
過去の巣の確認,そして痕跡も複数存在したのです。

 

敷地内が以前からかなり標的となっていたのですが
今回のアシナガバチに関してはよく発生する
事態になるのです。

 

外壁に設置されている換気口のダクト部分にも!

 

換気口ダクト蜂の巣

 

そして一階の裏手の軒部分などにも!

 

全ての巣を完全に撤去し,現時点では他では巣作り
されていないことを確認出来ましたので駆除作業の完了。

 

これで現時点ではご安心頂けますが,今後も全域に
注意を払って頂き,もしも巣作りされているのを発見
なさった場合はその時点で完全に駆除しておく
ことが重要になります。

 

今回は少し稀な状況でしたが,御自宅の外壁に設置
されている電気メーター部というのも構造によっては
蜂に巣作りされてしまうことがよくありますので
まずは電気メーターが何処に設置されているのか
どのような構造であるかを把握しておくことを
お勧め致します。

 

そしてもしもお隣様宅敷地内との境目辺りに設置
されている場合は,巣作りされてしまうとかなりの
確率でお隣にお住まいの方にも影響が及んで
しまいますので定期的にハチが内部に出入りして
いないかどうかの点検を行っておくことを
お勧め致します。