2021年6月20日(日)
二階の窓サッシ下部に蜂に巣作りされているのを
発見したため,早急に対処する必要がある!
ということで緊急のご連絡を頂いたのですが
一般家庭というわけではなく,施設の一角の窓
部分に巣作りされているということだったのです。
施設ということもあり,そちらの窓近辺の地上辺りは
利用者の方々の通路に位置していたので万が一の
事態があってはならないということで早急に
対処する必要があったというわけです。
今回そんな蜂の巣を発見なさったきっかけは
該当の窓の室内にいた時の事だったのです。
ふと視線の先の窓近辺にて複数の虫のような物体が
飛んでいるのを発見!
近付きよく確認してみたところ,なんとそれはハチ!
巣を作られているのか気になったのですが,窓越しに
様子を窺っても蜂の巣らしき物は見当たらなかった。
ですので屋外側から確認してみることに。
するとなんと先程の窓の下部に蜂の巣があり複数の
蜂が群がっていたのでかなり驚かれた!
普段二階の窓などに目を向けることは無かったので
全く気付けなかったのです。
すぐ真下は通路になっており不特定多数の方々が行き来
している状況なので早くなんとかしないといけない...
こういうことでございました。
蜂の種類は詳しくお聴きした結果,アシナガバチ。
今回のケースのように住宅や施設に関わらず必ず設置
されている窓部分というのもよくアシナガバチに巣作り
されてしまうポイントの一つとなります。
窓サッシの内側,外側共に標的となることがあり窓のすぐ
傍という事はやはり危険な事態に陥りやすいのです。
巣作りされていることに気付かず窓を開閉した際に
蜂の巣にダイレクトに刺激を与えてしまう,あるいは最も
最悪なのが営巣箇所によっては蜂の巣に窓が接触して
しまい,巣を破壊してしまう事もあるということです。
そうなってはかなり危険な事態に発展してしまうのは
間違いないでしょう。
そして窓近辺に巣作りされている場合,窓を開放した際に
誤って室内に蜂が侵入してしまうケースもあり,ハチが
室内にて籠城してしまうという厄介な事態に陥ることも
ありますので窓周りも注意が必要になります。
今回は窓越しにハチが飛んでいるのを発見出来たので
そういった弊害は発生することは無かったのです。
そんな事態を回避するためにも少しでも異変を察知した
場合は窓を開けるのではなく,まずは屋外側から状況を
確認することをお勧め致します。
もしも巣作りされている場合,窓からでは確認出来ない
箇所であっても屋外側からなら確認出来ることも多いので
必ず確認しておくことが重要になります。
早急に駆除にお伺い。
該当の窓を確認したところ,それは二階窓サッシ下部に
巣作りされており,セグロアシナガバチの巣。

そちらのすぐ真下は通路となっていたのできっかけが
あれば危険な状況だったのです。
今回のような施設などの場合はハチに巣作りされて
しまった箇所によってはかなりの確率で不特定多数の
方々に影響が及んでしまいますので,そんな観点からも
管理されている方は常に全域に気を配っておく
ことが重要でしょう。
慎重に巣に最接近し駆除実施。

現時点で巣にいるアシナガバチを全て即効で退治し
巣も跡形なく完全に除去完了。
時期的に既に複数のハチが誕生しておりますので
しばらく待機し戻り蜂を地道に捕獲駆除。
そして念のため敷地内その他の箇所も調査実施。
するとその他の箇所でも複数の同種のアシナガバチの
巣の痕跡が存在しましたので,気付かぬうちに実は
以前から標的となっていたことが判明。
そのうちの数ヶ所は第三者の方々に被害が及んでいた
としてもおかしくない箇所でしたので何事もなく
不幸中の幸いだったのです。
現時点では巣作りされていないことを確認
出来ましたので駆除作業の完了。
ですが状況が状況ですし,第三者の方々に影響が
及ばないためにも今後も蜂が巣作りを開始し出す
春先頃からは定期的に敷地内全域の点検を
行っておく必要があります。
過去には同様の施設内の出入り口付近に巣作りされて
いたのですが,全く気付くことが出来ず訪問者の方が
刺されてしまってから蜂の巣の存在に気付くという
事態もあり,それではかなり問題なのでやはり被害が
発生する前に対処しておくことが重要です。
今回のケースのように何気なく存在する窓のサッシ周り
というのも蜂に巣作りされてしまうことが多いので
少し大変ではありますが,全ての窓に定期的に気を
配って頂ければと思います。
そして窓サッシ外側に巣作りされてしまうと室内側から
のみ確認しただけでは目視出来ない箇所があるはず
なので,必ず屋外側からも隅々まで点検を行って
おくことをお勧め致します。