2021年7月22日(木)
ベランダに設置されている階段の裏側部分に
蜂の巣があるのを発見したので気になって
仕方がない!
という事だったのですが,お客様宅はマンションの
一階になりベランダのスペースに出るための階段が
設置されており,そちらの裏側に巣作りされている
ということだったのです。
ハチの種類はアシナガバチ。
実はそちらの階段部分に巣作りされてしまうのは今回が
初めてというわけではなく,以前から幾度となく巣を
作られていた状況だったので,ハチの種類もいつも
同様で把握されていたのです。
階段の真裏ということもあり,昇降する度に足元が気になって
仕方のない状況だったのです。
そのような状態が毎年繰り返されているのでかなり
厄介でストレスの一因となってしまっていたのです。
初めてそのような状況を発見なさったのは数年前のことで
いつも通り階段を下りていた際,突然足元付近に蜂が現れ
危うく襲われる寸前という危険な思いをされたのです。
巣作りでもされているのかと周辺を入念に調べてみたところ
なんと階段の裏側部分に蜂の巣があったのでかなり
驚かれたのでした。
その際は蜂の巣は小さくハチの数も少なかったので駆除
スプレーを使用しご自分で駆除されたのです。
これで問題無いと思ったのも束の間,数週間後には再度同一
箇所に巣作りされてしまった...
駆除したはずなのに...
再度ご自分で駆除。
そして更に翌年もまたまた階段裏に巣作りされていた!
そしてご自分で駆除実施。
そのような状態が毎年続いていたので少し疲れ果て
今年に関してはご連絡を頂いたのです。
このような事態が発生していたのです。
今回は正に厄介な状況でアシナガバチ特有の状況と
言えるでしょう。
アシナガバチに関しては種類によっては毎年のように
巣作りされてしまうという事態がよく発生するのです。
完全に駆除出来ていたとしても周辺の状況によってはよく
発生するのですが,もしも完全に駆除出来ていない場合は
同年度に近辺に巣作りされてしまうなど発生しやすく
なってしまうのです。
ですのでご自分で駆除なさる際は出来る限り完全に
駆除するつもりで行うことが重要になります。
今回のケースのように階段の裏側というのも構造によっては
ハチの標的となってしまうことがあり,屋外に設置されている
外階段が対象になります。
今回のお客様宅のようにベランダに設置されている階段
であったり,戸建て住宅の屋上へ上がる階段,マンションや
アパートなどの共用部分である外階段の裏側などなど
状況によっては巣作りされてしまう事があるのです。
階段の構造によってはかなり危険な事態に発展してしまう
ことがよくあり,階段を上り下りする際,かなりの確率で
蜂の巣に刺激を与えてしまうので足元を襲われる可能性が
非常に高いというわけです。
ですので敷地内に外階段が存在する場合は足元裏側部分
というのも気を配って頂ければと思います。
早急に調査駆除にお伺い。
該当のベランダを確認しますと,デッキ部分からスペースへ
下りるための階段が設置されている状況。
階段の構造上蜂の巣にかなり刺激を与えてしまう恐れが
あったので危険な状況。
裏側部分を調査しますと,それはセグロアシナガバチの巣。

今回も事前にお客様により駆除スプレーを噴射されたので
巣にアシナガバチの姿は無し。
数匹の亡骸は存在したのですが完全に駆除出来て
いるのかは分からず。
同階段の裏側部分には多数の過去の痕跡が存在しましたので
やはり以前からかなり標的となっていた模様。

巣を完全に撤去しその他の痕跡も全て除去完了。
しばらくハチの動向を調査しつつ,その他の箇所も調査。
すると何気に放置されていた空の植木鉢内部にも!
更にはコンクリートブロック内部にも!
それぞれ同種のアシナガバチに巣作りされていた
ことが判明。
全てが過去に巣作りされていた物でしたがお客様が
お気付きになられなかっただけで複数巣作り
されていたのです。
このような事態は今回のアシナガバチに関してはよく
発生する事態になり,気付かず結果放置してしまった場合
毎年繰り返し敷地内に巣作りされ,状況によっては度々
複数箇所に巣作りされてしまうことがあるのです。
今回のお客様宅でもそのような事態が発生して
しまっていたということです。
幸い現時点では問題ないことを確認。
最終的に階段裏の巣のハチの動向を調査しますと
やはり完全に駆除出来ていなかった動向を確認。
しばらく待機し出来る限り捕獲駆除出来たところで
全ての調査駆除作業の完了。
今回のケースのようにご自分で蜂の巣駆除を行う方も
おられると思うのですが,危険性があるのはもちろんのこと
完全に駆除出来ていなければ後々様々な弊害が発生して
しまうこともありますので,必ず万全の態勢で実施する
ことが重要になります。
そして外階段裏側というのもハチに巣作りされてしまう
ポイントの一つになり,状況によってはかなりの確率で
足元を襲われ刺されてしまいますので,敷地内に外階段が
設置されている場合は定期的な点検が必要です。
発見が遅れてしまうとそれだけ危険性が高くなって
しまいますので早期の時期から気を配っておく
ことが重要になります。