2024年7月31日(水)
御自宅二階の一室の窓に設置されている雨戸の
シャッターボックスの中にもしかしたら
ハチに巣作りされているかもしれない!
という御相談のお電話を頂いたのですが
雨戸のシャッターボックスつまり上下に開閉
するタイプの上部の雨戸収納部が対象
であるということ。
そちらのお部屋は全く使用していなかった
という訳ではなく,定期的に使用されていた
ということで,雨戸は閉められておらず常に
上部のボックス内に収納されている状態。
そして今回そちらの窓の外部がベランダだった
のですが,久々に出ることになったのです。
窓を開放しようとしたところ,窓越しになんと
一匹の蜂がやって来るのを確認!
するとそのハチはなんと目の前の窓に突進して
きたのでかなり驚愕!
襲い掛かって来たのか!?
と思ったら窓に突進して来たというわけではなく
窓の上部のシャッターボックスの中に姿を
消していったのです!
まさかの光景にかなりビックリ!
しばらくすると次はシャッターボックス内より
何処かへ飛び立つハチの姿も!
巣を作られているのか!?
ですがボックス内は完全に見えないため巣の
確認は出来ていないということ。
ハチの見た目から判断しアシナガバチ
かもしれない。
そんな状況を発見してしまったため,窓を開ける
ことが出来ずベランダに出られないので
なんとかしてほしい...
こういったお悩みでございました。
今回のケースのように窓の上部に設置されている
シャッターボックス内部というのもハチに巣作り
されてしまう事があるポイントの一つになり
ボックスの構造によっては内部の僅かな空間に
ハチなら容易に侵入出来てしまうのです。
ハチの種類は主にアシナガバチ,ドロバチなどが
巣作りを行うケースが多くなります。
シャッターを収納しているか否かに関わらず
標的となってしまうことがあるのですが,営巣
箇所によってはシャッターを出し切った状態で
あればより標的となりやすいのです。
シャッターを出し切った状態であればそれだけ
ボックス内の空間部が広がっている状態に
なるので巣作りされやすいというわけです。
シャッターを出し切った状態つまり常に
シャッターを閉めきっている状態の窓が存在
するようであれば標的となりやすいので
シャッターボックス内に十分ご注意ください。
必ず屋外側から定期的にハチが出入りしていないか
どうかの点検を行っておくことが重要です。
そしてそのような状態であるシャッターを久々に
開ける際は事前に屋外側より状況を点検して
おくことをお勧め致します。
もしもボックス内にハチに巣作りされている場合
シャッターを上げた際に巣を破壊してしまうなどし
かなり蜂を刺激してしまい,襲われる,あるいは
パニックとなった蜂が室内に侵入してしまうなど
かなり厄介な事態に陥ってしまいますので
十分ご注意頂ければと思います。
ベランダに出られない状況なので迅速にお伺い。
該当のベランダ窓上部に設置されている
シャッターボックスを確認したところ,現時点では
ハチの出入りの確認は無し。
ですのでしばらくベランダ側よりハチの動向調査を
実施したところ,蜂の正体が判明。
正体はドロバチ。
シャッターボックス内に侵入するのを確認。
内部を確認しますと,ありましたドロバチの巣。
今回はボックスと外壁側に僅かに発生していた
隙間より侵入され巣作りされていたのです。
ボックス内上部の外壁側にこびりつける形で
頑丈に巣作り!
一匹のドロバチを捕獲退治し巣も完全に撤去。
今回のようなボックスと外壁の間に巣作りされて
しまった場合は,シャッターの収納状況は全く関係
ございませんのでボックスの構造を把握して
おくことも重要になります。
これで安心して窓を開けて頂くことが出来ます。
念のため敷地内その他の箇所も細部まで調査させて
頂いた結果,他では現時点では巣作りされていない
ことを確認出来ましたので駆除作業の完了。
今回のケースのように上下に開閉するタイプの
雨戸の収納部であるシャッターボックス内というのも
ハチに巣作りされてしまうことがありますので
御自宅の雨戸がシャッター式のタイプであれば
上部のボックス内というのもご注意ください。
普段全く開閉されていない状況で久々に雨戸を
閉める,又は開ける際は内部にハチに巣作りされて
いるかもしれないという事を前提に事前に蜂が
出入りしていないかどうかをよくご確認の上
開閉して頂ければと思います。
シャッターボックスということはすぐ傍が窓に
位置していることになるので,ハチが出入りする際
窓が開いていると室内にハチが侵入してしまう
可能性が非常に高く,そうなればそちらのお部屋での
生活が出来ないといった事態に陥ってしまう事も
ありますので十分ご注意ください。