2021年6月16日(水)
御自宅のガレージの頭上に設置されているトタンの
屋根片隅に蜂の巣があるのを発見し,一時はご自分で
駆除しようとしたのですが,断念した。
ということで駆除の御相談を頂いたのですが今回
ハチに巣作りされるのは初めてというわけではなく
実は以前にも巣作りされたことがあったのです。
その際もガレージの頭上のトタン屋根部分だった...
少し離れた箇所だったのですが,巣の見た目が前回と
同様だったので,またか...
というような心境だったのです。
巣の大きさは前回と同サイズくらいだったのですが前回は
ハチの姿が一匹だけだったのでご自分で駆除。
しかし駆除スプレーなどは使用せずに巣のみをほうきで
払い落したのでした。
ですのでハチは駆除出来ていなかったのですがその後
ハチの姿は消えたのでホッと一安心だったのです。
しかし今回またまた巣作りされてしまった...
ご自身で駆除しようかと思ったのですが,今回はハチの
数が複数だったので危険を感じ御自分では断念し
駆除の御依頼を頂いたのでした。
そちらのガレージには自転車が駐輪されており,定期的に
使用していたのでその都度頭上が気になって仕方のない
状況に陥ってしまったのでした。
こういった状況でございました。
ハチの種類は以前も今回もアシナガバチ。
アシナガバチに関しましては種類によっては今回の
お客様宅の状況のように毎年敷地内にて巣を作られて
しまうという事態がかなり発生するのです。
今回のお客様宅ではガレージのトタン屋根部が標的と
なっていたのですが,それは場所を選ばず様々な箇所が
標的となってしまうのです。
ですので毎年同種のアシナガバチに悩まされる
というご家庭が多いのが現状になります。
お客様ご自身がすぐに目視で発見出来る箇所に巣作り
されてしまうこともあれば,少しでも目の届きにくい箇所
あるいは想定外の箇所に巣作りされてしまうと発見に
至ることが出来ずに結果放置してしまう状態と
なってしまうこともあるのです。
そのような状況下であれば特に毎年のように巣作り
されてしまう事態が発生するのです。
ですので発見した巣を駆除したのにも関わらずその後も
毎年のように巣作りされてしまう事態が発生するようで
あれば敷地内がそのような状況に陥っているという
ことも要因の一つとなります。
そして今回のお客様のように蜂の巣を御自分で駆除
なさるという方もおられるのですが,その際完全に駆除
出来ていなければ再度近辺に巣作りされるといった弊害が
発生する確率が非常に高いので,御自分で駆除なさる際は
必ず万全の態勢で行うことが重要です。
特に今回のお客様のように駆除スプレーを使用せずに
蜂の巣を払い落すのみという行為は避けるべきです。
刺される危険性が高いのはもちろんのこと,かなりの確率で
近辺に再度巣作りされたり,周辺の至る箇所に蜂が群がって
しまう,周辺にてハチが飛び回ってしまうなど逆に事態を
悪化させてしまいますので避けて頂いた方が良いでしょう。
アシナガバチといっても油断は禁物になります。
早急に調査駆除にお伺い。
該当のガレージを確認しますと,それは頭上のトタン屋根の
片隅に巣作りされており,セグロアシナガバチの巣。

時期的に複数の働き蜂が誕生している状況。
一見しただけでもトタン屋根部には複数の同種のハチに
巣作りされていた痕跡が存在しましたのでお客様が
気付けなかった巣が存在していたことが判明。
今回のアシナガバチ特有の状況だったのです。
駆除実施で慎重に巣に最接近。

全てのハチを退治し巣も完全に撤去。
夜間に駆除となったので戻りバチに気を使う必要はなし。
念のため敷地内その他の箇所全域も細部まで調査
させて頂きますと,ガレージ以外にも複数の痕跡!
敷地内裏手の窓サッシや軒下,エアコン室外機など
同種のアシナガバチの巣の痕跡。
全てが昨年以前に巣作りされていた物でしたが敷地内が
かなり標的となってしまっていたのです。
やはりお客様宅でも気付かぬうちに巣作りされてしまい
毎年至る箇所に巣作りされていたということ。
幸い現時点で活動中の巣はございませんでしたが今後も
敷地内全域に最大限注意が必要になります。
今回のケースのようにいつの間にか敷地内に蜂に巣作り
されてしまい毎年蜂の巣に悩まされるという事態も
アシナガバチに関してはよく発生します。
ですので毎年敷地内全域に気を配っておくことが重要で
日常生活の上で全く気にすることのない裏手なども
定期的に点検を行っておくことが重要になります。
そして出来る限りハチが活動中に完全に駆除
しておくことが重要になります。
特に過去に敷地内にてアシナガバチに巣作りされた
ことのあるご家庭は毎年春先頃からは定期的に全域の
点検を行っておくことをお勧め致します。