2021年5月11日(火)
御自宅マンションのベランダにて蜂の巣が
あるのを発見したため,洗濯物を干せなく
なってしまった!
ということでお困りのご連絡を頂いたのですが
そちらのベランダでは定期的に洗濯物を干して
いたのですが,つい最近にいつも通り洗濯物を干して
いた際,突然ベランダ内に一匹の虫が飛来!
よく見るとなんとそれはハチ!
するとその蜂は一直線にベランダの片隅へ!
その先はお隣様宅ベランダとの境目である
パーティション部分!
少し離れた箇所だったため見えにくかったのですが
近付き確認してみたところ,なんとそこにはいわゆる
蜂の巣があり,そして先程のハチの姿!
まさか自宅に蜂に巣作りされてしまうなんて思っても
みなかったのでかなり驚かれたのでした。
そして元々虫自体が苦手だったのでその後はベランダに
出ることも億劫になってしまった...
なんとかしてほしい...
こういったお悩みでございました。
ハチの種類は詳しくお聴きした結果,アシナガバチ。
今回のケースのようにマンションやアパートの
ベランダというのもよくアシナガバチに巣作りされて
しまうポイントとなり,今回のお客様宅の状況のように
ベランダの仕切り部分にあたるパーティションに
巣作りされてしまうことも多いのです。
マンションやアパートの場合はベランダがお隣様の
ベランダと隣接しているケースが多く,その境目に
設置されているパーティション部分に巣作り
されてしまうというわけです。
意外と標的となることが多く,そして意外と発見が
遅れてしまうポイントでもあるのです。
パーティションということはベランダの片隅に位置
しているので普段洗濯物を干したりで利用していたとしても
目を向けることが無ければ気付けないのです。
そんな状況下でいつの間にか複数箇所に巣作りされて
しまい,気付いた頃にはかなり危険な状況に陥っていた
という事態もありますのでベランダの片隅に位置する
パーティションというのもご注意頂ければと思います。
そしてパーティション部分が一見しただけですぐに全体を
目視出来るケースもあれば,パーティション前に様々な
障害物が存在することもあり,遠目からだけではそれらが
妨げになり目視出来ないという状況もよくあります。
障害物つまり物置やラック,段ボール,洗濯機,外壁に設置
されているガス給湯器などなど,状況によって様々なのですが
それらによってパーティション部分の一部が見えにくい
状態となっている場合,そんな箇所に蜂に巣作りされて
しまうと一気に発見が困難になってしまうのです。
そういったケースは多くなりますのでご自宅の
ベランダの片隅がどういった状況であるかをまずは
把握しておくことが重要でしょう。
ベランダに出られないので迅速に御対応。
該当のベランダを確認しますと,お客様宅のパーティションも
やはり一部が窓越しだけでは目視出来ない箇所が存在。
片隅のパーティション部分に巣作りされており
セグロアシナガバチの巣。

時期的にまだ巣の内部からはハチは誕生していないので
巣に対してハチの数は一匹のみ。
今回のお客様もやはりパーティション部分など普段気に
されていなかったので,もしもハチの姿を確認出来て
いなければ発見は更に遅れていたことでしょう。
ですので一匹のハチの姿を目撃することが出来て
まだ良かったと言えるでしょう。
状況が把握出来ましたので駆除実施。

慎重に一匹のハチを退治し巣も跡形なく完全に除去。
巣の内部を確認しますと想定通りまだハチは生まれて
いなかったのでこれで完全に駆除完了。
念のためベランダその他の箇所も細部まで調査。
するとアシナガバチに関して重要なポイントである
エアコン室外機にも!
室外機本体内部にも巣作りされていたことが判明。

こちらは昨年以前に巣作りされていたもので元々上部に
巣作りされていたのが下部に落下してしまった状況。

お客様は今年度から入居されたということでしたので
昨年以前の入居者様がお住まいの際に気付かぬうちに
巣作りされていたのです。
このように今回のアシナガバチに関しては敷地内にて
毎年のように巣作りされてしまう事態がよく発生
しますので要注意なハチになります。
幸い現時点では他では巣作りされていないことを確認
出来ましたので駆除作業の完了。
これでご安心頂くことが出来ますが,今後も定期的に
ベランダの隅々まで点検を行っておく必要があります。
今回のケースのようにマンションやアパートのベランダ
というのもハチに巣作りされてしまうことがよくあり
パーティション部など普段ほぼ目を向けない箇所
というのが存在するはずで,そのような箇所に巣作り
されてしまうと気付かぬ間に事態が悪化していた
ということもよくありますので,ベランダの片隅などにも
注意を払っておくことをお勧め致します。
特に洗濯物を干すためにベランダを使用していたとしても
完全にベランダに出ずに室内側から身を乗り出す形で
干されている場合は注意が必要です。
窓付近からだけでは目の届かない箇所があるはずですので
必ず定期的にベランダに出て頂き,隅々まで点検を
行うことが重要になります。