2020年5月22日(金)
賃貸物件である一戸建て住宅の二階ベランダが
とんでもない状況に陥っているので入居者様の
日常生活にかなり影響が出てしまっている!
ということでお困りの御連絡を頂いたのですが
そちらの入居者様はベランダを一切使用して
いなかったというわけではなく,定期的に
洗濯物を干すために出入りしていたのです。
そしてそのとんでもない状況というのが
つい最近もいつも通り洗濯物を干すために
ベランダに出たところ,突然頭上にて物凄い
羽音が響き渡ったのです!
その羽音の正体はハチ!
更には一匹のみならず複数がベランダ内にて
飛び回っている状況だったのです!
突然の事態にかなり唖然...
そこは物干し竿のすぐ頭上辺りに位置して
いたので洗濯物を干そうにもハチが気になり
全く干せないという状況...
何よりも羽音が物凄かったので恐怖を感じ
全く洗濯物を干せずに室内に避難することと
なったのでした。
しばらく経過後,窓越しにベランダの様子を
窺ってみたところ,やはり蜂の姿!
巣を作られているのかと気になり,見れる範囲で
見渡してみたのですが,いわゆる蜂の巣らしき
物は無かったのです。
一体どういうことなのか...
かなり気になって仕方のない状況に。
思い返してみれば,そういえば昨年以前にも
ベランダにてハチの姿を目撃していたことを
思い出したのです。
ですが,その際はこれほど複数の蜂ではなく
そしてベランダ内にて飛び回っているという
わけではなかったので,特に気にすることは
なかったのです。
そしてその際目撃していたハチとは違う
ような気がしたので更に気持ちが悪い...
全くベランダに出られない状況なので
なんとかしてほしい...
こういったお悩みでございました。
今回ベランダにて複数の蜂が飛び回っていた
ということだったのですが,状況によっては
ハチの種類は複数考えられるのです。
まずアシナガバチのケースの場合は,この時期
巣作りを開始したてになるので,一ヶ所のみに
巣作りを行っていたとしたらその場合は一匹
のみのハチしか存在しないので,複数ハチが
存在するということは考えられないのです。
ということはベランダ内にて,目撃したハチの
数だけ巣作りされているということなのか。
そしてスズメバチのケースでも同様の状況と
なるので,あまり複数が飛び回っているという
状況はあまり考えられないのです。
もう少し時期が遅ければ多数のスズメバチが
突然ベランダに姿を現すという事態も発生
するのですが,この時期なのでその可能性も
あまり考えられません。
次に最も可能性が高いのが,ミツバチ。
ミツバチに関しましては,時期を問わず蜂の
数が大多数になりますので,突然ベランダに
この時期に姿を現したのであれば,それは
ミツバチの可能性が高いのです。
それは巣作りを開始しようとしている事も
考えられるのですが,この時期というのは
元々巣作りされていた箇所より約半数の
数千匹単位のミツバチが新たな営巣箇所を
求め一斉に飛び立つ時期になるのです。
そしてその営巣箇所を確定出来るまでの間
その数千匹単位のミツバチが場所を選ばず
突然群がり出すという事態が発生する
ことがあるのです。
その際は周辺では大多数のミツバチが飛び
回ることになるので,一見かなりとんでもない
事態に感じられることでしょう。
もしもそれがベランダにて発生した場合は
一切ベランダに出られない状況に陥って
しまうことになるのです。
ですので今回のお客様宅でもそのような
事態が発生している可能性があるのです。
状況を把握させて頂くためにも
迅速に調査駆除にお伺い。
該当のベランダを窓越しに確認させて頂くと
すぐに状況が判明。
今回は前述のハチの種類ではなく,また
別種類であるクマバチだったのです。
クマバチに関しましても一般家庭の敷地内に
巣作りされることがあるのです。
ですが一見しただけでは巣作りされているとは
思えない状況が多くなります。
その他のハチのアシナガバチなどであれば
いわゆる蜂の巣という物が目視で確認出来る
ケースがほとんどなのですが,クマバチに
関しましては庭木の枝内部や,竹筒内部
そして建物の軒木部内部などに穴を開け
巣作りを行いますので,一見しただけでは
蜂の巣が見えず気付きにくいのです。
今回のお客様宅ベランダも正にそのような
状況で,ベランダ頭上には雨よけのための
屋根が設置されているのですが,その土台
である木部部分が標的となっていたのです。
ベランダにて調査させて頂いた結果,なんと
頭上の木部の大部分がクマバチの標的と
なっていたことが判明。

木部にはくっきりとクマバチにより
開けられてしまった真ん丸い穴が多数。
こちらにも!

あちらにも!

なんと合計十ヶ所以上に巣作りされて
いたのです。
クマバチに関しましてはこういった木部の
内部を空洞化し巣作りしてしまいますので
耐久性の観点からも住宅建物自体に巣作り
されてしまうと非常に厄介なハチである
と言えるでしょう。
花粉採集のために敷地内に飛来している
場合は問題無いのですが,巣を作られてしまうと
かなり厄介なので駆除の必要なケースも
あるハチの一種となります。
そしてクマバチの場合は複数年に渡って同一
箇所にて生活し,近辺にもどんどんと穴を開け
営巣箇所を増加させることがありますので
異変を察知した場合はその時点で完全に
駆除しておくことをお勧め致します。
状況が把握出来ましたので駆除実施。
一ヶ所ずつ駆除を行い,その都度
出入り口を今後のためにも閉鎖。
結果十匹以上のクマバチの駆除。

念のためその他の箇所全域も調査させて
頂くと,なんと別箇所のトタン屋根部には
セグロアシナガバチの巣。

クマバチのみならずアシナガバチにも
巣作りされていたことが判明。
こちらも完全に駆除完了。
その他の箇所では現時点では巣作りされて
いないことを確認出来ましたので
全ての調査駆除作業の完了。
これでご安心頂くことが出来ます。
今回のケースのように戸建て住宅の敷地内に
クマバチに巣作りされてしまうケースもあり
建物の軒部分や屋根の木部部分などに巣作り
されてしまうと,穴を開けられ内部を空洞化
されてしまい厄介なので,異変を察知した際は
その時点ですぐに対処しておくことを
お勧め致します。
発見が遅れ複数年経過してしまうとその被害は
広範囲に渡ってしまうこともありますので
早期発見が肝心となります。