四條畷市一軒家敷地内納屋いつの間にか納屋内に巣作り!2024年9月29日(日)御自宅敷地内にある二階建ての納屋の中に蜂の巣があるのを発見したため,立ち入ることが出来ず物が取り出せない!というお困りのご連絡を頂いたのですが,そちらの納屋には普段あまり立ち入ることは無く,特に二階部分に上がることはほぼ無かった。そして今回久々に二階に保管されている物を取り出すために上がることになったのです。すると二階にて突然羽音が響き渡ったと思ったらこちらへ向かってくる虫の姿!それはなんとハチ!しばらくするとそのハチは納屋の奥辺りへ。一体何事なのかと思い,ハチの行く先をよく確認してみたところ,暗い納屋の奥に何か物体のような物が浮かび上がっていたのです。壁面の通気口からの明かりを頼りに更によく目を凝らしてみると,なんとその物体はいわゆるスズメバチの巣だったのでかなり驚愕!まさか巣を作られていたなんて...そんな蜂の巣を発見してしまったのでかなり危険で納屋へは立ち入れなくなってしまったのです。その後,納屋の該当箇所付近の屋外側を確認してみたところ,通気口から頻繁に大きな蜂が出入りしていたのですぐに御連絡頂いたのでした。今回は納屋の二階の通気口からハチが出入りし納屋内に巣作りされていたのですが,状況から判断しますと,一般住宅の二階の屋根裏内に巣作りされている状況と同様になります。つまり屋外ではなく,完全な屋内側に巣作りされているというわけです。今回は納屋内ということもあり,物を取り出すことが出来ませんでしたが,日々の日常生活には影響は無かったのです。しかし,住宅の屋根裏内などに巣作りされてしまうと様々な弊害が発生してしまうことがあるのです。室内側の状況によっては窓を閉めきっているのにも関わらず室内に度々ハチが姿を現し,ゆっくりと睡眠することが出来なくなってしまったり,毎日のように屋根裏から異音が発生し,くつろげなくなってしまうなどかなり厄介な事態に陥ってしまう事があるのです。ハチの種類によっては室内の天井から液体が染み出しお部屋の中に垂れ落ちてくるというような最悪の状況に陥ってしまうこともあるのです。ですので建物の屋内側にもハチに巣作りされてしまうことがあるという事を御認識頂き,外壁の通気口や隙間などから蜂が出入りしていないかどうかの点検を定期的に行っておくことをお勧め致します。今回のケースのような納屋の屋内側に巣作りされてしまうと,日中でも暗いことが多く,一見しただけでは隅々まで見渡せないことが多いので,必ずライトなどを使用し頭上の隅々など点検を行っておく事が重要です。納屋の場合は物の出し入れの際のみ立ち入ることが多くそれほど頻繁に出入りしないはずですので,そんな状況下で巣作りされてしまうと発見が遅れてしまうことになりますので,納屋が存在する場合はやはり定期的に隅々まで点検しておく事が重要でしょう。早急に調査駆除にお伺い。まずは納屋の屋外側から動向調査を実施したところ該当の通気口からハチの出入りを確認。ハチの種類はなんとオオスズメバチ。別種類のスズメバチを想定していたのですがオオスズメバチが巣を作っているのか?オオスズメバチに関しましては基本的に屋外の地中に巣作りを行うのですが,稀に一般住宅の屋根裏内や床下などに巣作りすることがあるのです。次に納屋内の調査。すると二階上部の柱部分に巣作りされていたのですがその巣は別種類のキイロスズメバチの巣。そしてそこにはオオスズメバチの姿。原因が判明。こちらに元々巣作りしていたのはキイロスズメバチだったのですが,オオスズメバチによって巣が襲われていたのです。こういった事態も発生することがあり,やはり最強のオオスズメバチに襲撃されてしまうとキイロスズメバチであっても敵わないのです。巣の周辺の足元には多数のキイロスズメバチの亡骸がありましたので壊滅してしまった模様。まずは現時点で巣にいるオオスズメバチを全て駆除。巣には襲撃を受けた痕跡。全て跡形なく完全に撤去し巣の内部を確認しますと,生存していたキイロスズメバチはおらず。ここからはこちらへ飛来してくるオオスズメバチがおればその都度捕獲退治。そして侵入口であった通気口も閉鎖。念のため敷地内その他の箇所も調査させて頂き他では問題無い事を確認出来ましたので全ての駆除作業の完了。これで安心して納屋に出入りして頂けます。今回のケースのように納屋の構造によっては内部に侵入され巣作りされてしまうことがあり出入りがほぼ無ければ発見がかなり遅れてしまいますので,物の出し入れの際のみならず定期的に全域の点検を行っておくことが重要になります。今回はキイロスズメバチの巣がオオスズメバチに襲撃されるという事態でしたが,もしもそのような事態が発生しなければキイロスズメバチの巣はとてつもなく巨大化しハチの数も桁違いに増加していきますので出来る限り早期に異変を察知しておくことが重要です。