京都市右京区マンション共用部植え込み内にスズメバチの巣がっ!2021年7月26日(月)マンション敷地内の共用部に植えられている低木の植え込み内部に蜂の巣があるのを発見したため剪定作業が行えない状況!という緊急の駆除の御依頼を頂いたのですが,そんな状況を発見なさったのは剪定作業を行っていた業者様だったのです。順調に作業を進めていたのですが,該当箇所付近の剪定を開始したところ突然植え込み内部より複数のハチが飛び出してきたのです!すぐに蜂の巣があると察知したので避難。幸い刺されることは無かったのですが紙一重で回避出来たのです。その後慎重に近辺を確認してみたところ,植え込みの中にいわゆるスズメバチの巣があったので作業は中断。とりあえずはそちら周辺の作業は中止しその他の箇所の作業を進めることになったのですが,作業に支障が出てしまっているのでなんとかしてほしい...こういうことでございました。今回のケースのように低木である足元の植え込み内部にハチに巣作りされることもよくあり,スズメバチの他アシナガバチもよく巣作りを行うのです。植え込みの中に巣作りされてしまうと枝葉が妨げになってしまい巣が見えにくいケースがほとんどなのでどうしても気付きにくくなってしまうのです。巣作りされているのに気付きにくいということはそれだけ危険な事態に陥りやすいのです。最も危険度が高いのが今回のケースのように植え込みの剪定を開始してしまった際になります。剪定を行うということは枝葉にかなり振動を与えてしまうのは間違いございませんので,もしも巣作りされている場合近辺に少しでも近付けばハチを最大級に刺激してしまうことになり,刺される確率が非常に高いというわけです。まさか蜂の巣があるなど思いもしないので身構えることが出来ずに一気に襲われてしまうのです。そのような状況で刺されてしまう方が非常に多く,中には全身の複数箇所を刺されてしまい即医療機関に搬送されたという方もおられましたので十分な注意が必要です。ハチのシーズンである夏頃などに植え込みの剪定を行う場合は必ず事前に異変が発生していないかどうかの点検を行ってから開始することをお勧め致します。今回のケースのようにマンションやアパートの共用部に植え込みが存在することもよくあるのですが,植え込みの営巣箇所によっては多数の入居者様に危険が及んでしまう事態に発展することもありますので,管理されている方は定期的に状況を把握しておく必要があるでしょう。作業に支障が出てしまっている状況なので迅速にお伺い。該当の共用部の植え込みを確認したところ,やはり一見しただけでは蜂の巣は全く確認出来ず。今回の営巣箇所に関してはマンションの入居者の方々には影響が及ばない箇所でしたので不幸中の幸い。慎重に該当箇所付近の植え込み内を調査しますとありました,コガタスズメバチの巣。植え込みの枝部分に巣作り。頻繁に巣へハチが行き来していたので何事もなく良かったのです。コガタスズメバチに関しては今回のような低木の植え込み内部にも巣作りしやすいスズメバチになり営巣箇所からして刺される確率の高いハチになります。状況が把握出来ましたので駆除実施。慎重に巣に最接近し現時点で巣にいるスズメバチを退治。そして巣も跡形なく完全に撤去完了。ここからは複数の戻りバチを地道に捕獲退治し念のためその他の箇所も調査実施。結果,他では問題ないことを確認出来ましたので戻りバチをほぼ駆除出来たところで駆除作業の完了。これで剪定を再開して頂けそうです。今回のように足元に植えられている植え込み内部というのもハチに巣作りされてしまうことがあり,内部に巣を作られてしまうとハチの種類を問わず巣が確認しづらく発見が遅れてしまうことが多いので,もしも敷地内のお庭などに植え込みが存在する場合はご注意ください。そしてそのような植え込みのお手入れを行う際は必ず事前に蜂が行き来していないかどうかの点検を行ってから開始して頂ければと思います。もしも内部に巣作りされている場合は定期的に蜂が出入りしますのでそのようなハチの動きがあれば巣作りされている可能性が高いので,剪定は開始せずにその時点ですぐに対処される事をお勧め致します。



