茨木市内一戸建て敷地内頻繁に蜂を目撃!巣作りされているのか?2024年6月22日(土)つい最近になり玄関先やベランダなどで蜂の姿をよく見かけるようになったので何処かに巣作りされているかもしれない!という御相談のお電話を頂いたのですがそれはほぼ毎日のように蜂の姿を目撃するということだったのです。実はお客様宅では昨年以前にもハチに巣作りされてしまった事があったので今年度も蜂に対して警戒していたのです。すると今年度もやはり敷地内にてハチの姿を見かける...ですが御自身で見れる範囲で点検を行っても蜂の巣らしき物は見受けられなかった...一体どういうことなのか...かなり気になって仕方のない状況に陥ってしまったのです。以前に巣作りされていたのはアシナガバチだったのですが,今回見かけるハチも恐らくアシナガバチかもしれないということ。たまたま飛んでいるだけなのか,巣作りされているのか,よく分からないのでどうにかしてほしい。こういうことでございました。今回のお客様宅の状況のように頻繁に敷地内にてハチの姿を目撃するようになるということもよくあり,蜂の動向によってはお客様宅には何の問題も発生していないという状況もあるのですがやはり何らかの要因があって敷地内に飛来しているということが多くなります。巣作りされている訳ではなく,全く別の要因で飛来して来る事態もあるのですが,やはり敷地内にて巣作りされている可能性が高いと言えるでしょう。ハチの種類,時期によっては前日までは全くハチの姿は無かったのに突然多数の蜂が姿を現すという事態も発生することがあるのですが,今回は時期的に考えてそのような事態ではなさそう。今回のハチの種類はアシナガバチなのでつい最近にハチの姿を頻繁に目撃するようになったというのは巣作りされている場合,この時期に入り巣の内部から続々と幼虫から成虫へと羽化しハチの数が増加している状況なので蜂の姿を目撃する確率が高くなったということが考えられるのです。ほんの数週間程前まではまだ巣の内部からは蜂は生まれておらずハチの総数は一匹のみだったのでそれだけハチの姿を目撃することは無かったというわけです。ですのでこの時期以降にハチの姿を目撃するようになった場合はそれだけハチの数が増加しているということなので一日でも早く対処しておくことが重要でしょう。対処が遅れてしまうと極端な話では一日おきに事態が悪化すると言っても過言ではないので蜂の巣に関しては早期発見が肝心になります。早急に調査駆除にお伺い。まずは敷地内にてハチの動向調査を実施。しかし特にハチの姿の確認は無し。ですので一ヶ所ずつ細部まで調査開始。過去に巣作りされていたという二階のベランダ内の各箇所も細部まで調査した結果現時点では巣作りされている様子は無し。そして一階周りの調査を開始したところ一匹の蜂の姿を確認!正体は想定通りセグロアシナガバチ。するとその蜂はある箇所へ一直線!営巣確定。そこは一階の窓に設置されている雨戸の収納部。慎重に収納部を調査したところ,ありましたセグロアシナガバチの巣。収納されている雨戸部分にこびりつける形で巣作りされていたのです。巣作りされていることに気付かずに雨戸を引き出すことが無くて良かったのです。もしも引き出していたら間違いなく蜂を刺激していたはずなので飛び出して来たハチに襲われていた可能性が高かったからです。このように雨戸の収納部というのも蜂の種類を問わず巣作りされることがあり,収納部が戸袋で覆われている構造でも内部に巣作りされることがありますので,もしも御自宅の窓の雨戸が今回のような構造であればご注意頂ければと思います。状況が把握出来ましたので駆除実施。現時点で巣にいるハチを全て退治し雨戸にこびりついている巣も完全に除去完了。ここからは戻りバチを捕獲駆除しつつ,引き続きその他の箇所も細部まで調査しますと,一階の軒部分などには過去に巣作りされていた痕跡が存在しましたので,やはり以前から標的となっていたということです。今回のアシナガバチに関しては毎年のように巣作りされる事態がよく発生しますので厄介なハチと言えるでしょう。幸い現時点では他では巣作りされていないことを確認出来ましたので駆除作業の完了。今回お客様が頻繁に蜂を目撃していたというのはどうやら雨戸の蜂の巣が原因だったようです。これでとりあえずはご安心頂けます。しかし今後も定期的に全域の点検を行って頂き少しでも異変を察知した場合はその時点ですぐに駆除を行っておく必要がありそうです。今回のケースのように頻繁に蜂の姿を目撃するような場合はそれなりの要因があるはずですので出来る限りその要因を把握しておき,放置しないことが重要です。一見しただけでは確認出来ないような箇所に実は巣作りされていたという事態もよくあり,そんな状況に気付けず結果放置してしまうと,様々な弊害が発生してしまうことになりますので出来る限り完全に駆除しておくことをお勧め致します。そしてもしも御自宅の窓の雨戸がサイドにスライドさせるタイプの物であれば,収納部である戸袋内などが標的となってしまいますので,そのような構造であれば各箇所に気を配って頂き,蜂が出入りしていないかどうかを定期的に点検しておくことをお勧め致します。