京都市伏見区戸建て住宅家中の室内でハチが飛んでいる!2021年3月30日(火)ご自宅のあらゆる箇所にて突然ハチが姿を現しそれも屋外ではなく,なんと屋内側である室内にて発生している状況なのでかなり危険で普通に生活することも出来なくなってしまった!という緊急のご連絡を頂いたのですが,そんな状況は一室のみにて発生している訳ではなく,なんと一階二階などあらゆる箇所にて発生している状況だったので特に最悪の状況だったのです。実はお客様宅では昨年以前にも室内にてハチが出現したことがあったのですが,その際は多くても数匹程度だったのでたまたま窓から侵入してきただけであろうと気にはされていなかったのです。ですが今回に関しては全く状況が違っており数匹程度ではなく多数で,しかもあらゆる箇所にて出現する状況だったので,これはたまたまではないと感じすぐにご相談頂いたのでした。昨年以前もそのような現象が発生していたのはこの時期の春先だったので毎年この時期になるともしかしたらと警戒はされていたそう。しかし今回に関してはかなり想定外の事態だったのでかなり奇妙で恐怖を覚えることに。そして今回に関しては全ての窓を閉めきっていた状態だったので,一体どういうことなのか...なんとも気持ちの悪い状況だったのです。普通に生活が出来ないのでなんとかしてほしい...こういったお悩みでございました。ハチの種類は詳しくお聴きした結果アシナガバチで間違いなし。アシナガバチに関しましても窓を閉め切っているのにも関わらず突然室内に姿を現すという事態が発生することがあるのです。それには時期や状況などによって様々な要因があるのですが,アシナガバチに関しては巣作りの場合はあまり屋内側である屋根裏内や壁内部などには行うことはなく,そして今回は時期的にも巣作りを行っていたとしても,まだ巣は初期サイズで巣に対してハチの数が多数に増加しているということは無いのです。ということは室内にて発生しているハチの数だけ多数巣が存在するということなのか...稀に敷地内にて大多数巣作りされていたという事態もありますが,ほぼ考えられません。ですので別の要因が考えられるのです。この時期の主な要因としましては巣作りを行っているという訳ではなく,冬眠から目覚めたばかりで巣作り開始に向け準備を進めているという段階であることが考えられるのです。その冬眠していた箇所というのがお客様宅の屋内側の何処かであった可能性があるのです。そして屋内側にて冬眠していたアシナガバチが冬眠から目覚めたのですが,屋外へ出ることが出来ず誤って室内に侵入してしまっている可能性があるという訳です。ということは屋内側の何処かから室内側にハチが侵入出来てしまう隙間などが存在してしまっているということなのです。今回のお客様宅もそのような状況に陥っている可能性が考えられます。原因を究明するためにも迅速に御対応。まずは全室内の調査から開始したところ,早速一階のお部屋に不自然にアシナガバチの姿!そしてその他のリビングなどでも!更には二階の一室でも!正に家中にハチが存在するため,かなり厄介で日常生活にかなり支障が出てしまっていたのです。それらのハチを全て捕獲退治し,細部まで調査開始。まずは二階ベランダの屋外の状況を調査したところなんと複数のアシナガバチの巣を確認。頭上の軒部分には複数の巣が存在。そしてエアコン室外機にも。こちらは室外機の本体内部に巣作りされており巣はかなり巨大化。しかしこれらは過去に巣作りされていた物でそして今回室内に発生していたアシナガバチとは別種類のアシナガバチなので,今回の案件には全く無関係の状況だったのです。次に一階周りの屋外部分を調査しましても特にアシナガバチに侵入されてしまうような箇所の確認は無し。残るは二階の屋根裏内のみ。今回のお客様宅の屋根裏部分は屋根裏部屋となっている構造。調査開始しますと,そこには多数のハチの姿!生存しているアシナガバチもおれば亡骸も。これで原因が判明。今回は屋根裏部屋自体がアシナガバチの冬眠箇所となっていたのです。そして今回は屋根裏部屋と二階,一階部分が吹き抜けとなっていたので,容易にハチがそれぞれの室内に移動出来る状態になっていたというわけです。状況から判断し今年度のみならず,以前からこちらが冬眠箇所として利用されていた模様。全てのアシナガバチを捕獲駆除実施。侵入口の調査を実施したところ,やはりハチなら容易に侵入出来てしまう隙間等が複数存在。それぞれ今後のためにも閉鎖実施。室内に籠城しているハチを完全に駆除出来たところで全てのハチ駆除作業の完了。これで通常の日常生活にお戻り頂くことが出来ます。今回のケースのように時期や状況によっては巣作りされているというわけではないのに,突然室内にハチが発生するという事態が発生することもあり,それが複数発生してしまうと,かなり日常生活に影響が及んでしまいますので少しでも異変を察知された際はその時点ですぐに対処される事をお勧め致します。時期や状況によっては今回のようなケースではなく巣作りされている場合もありますが,その際もやはり同様に影響が出てしまいますので,時期によって状況を判断することが重要になります。



